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映画「風立ちぬ」・・・

今朝は久しぶりに我が家の温度計で最低気温が13℃と涼しい朝に成りました・・・
台風18号の時は12℃、台風20号では13℃と、何か台風が来る度に最低気温が下がっていますねぇ~・・・
台風18号の時もこのまま秋が来るかと思いましたが、段々最低気温が上がって、昨日は18℃に成っていました・・・

表紙
台風18号が接近中で雨風が強くて何処へも遊びに行けないので、イオンシネマへ映画を見に行く事にしました・・・
宮崎駿監督作品の「風立ちぬ」なので期待は大ですねぇ~・・・
イオンシネマへ行きますと、同じ様な考えの人も居るもので、台風の大雨の中でも結構なお客さんが来ていました・・・
何と言っても宮崎駿が零戦の設計者である堀越二郎をどう描くのか?時代はどう関係する?技術的な問題をどう表現する?堀辰雄の「風たちぬ」との違いは???
宮崎駿が映画のクレジットにわざわざ「堀辰雄と堀越二郎に敬意を込めて」と書かれている以上、堀辰雄の「風立ちぬ」を下敷きにしているんでしょう・・・
当然、堀越二郎を尊敬する私は、この「風立ちぬ」は読んでおりました・・・
堀辰雄の「風立ちぬ」は、風が吹く様に流れ行く時の裏に人間の実体を捉え、生きることは死ぬことの意味を問うと同時に、死を越えて生きることの意味をも問い、時間を超越した生の意味を描いた作品です・・・
空への憧憬が深い宮崎監督がこの壮大なテーマをどう描いていくのか?堀辰雄の「風立ちぬ」との違いをどう出すのか?興味が尽きませんねぇ~・・・
何と言ってもCMで出て来る里美菜穂子との恋はどう成るのか???
矢張り結核で死ぬのか???
結構ストーリー的にも見所が多い映画ですが、期待はずれに終わらなければ良いんですが・・・
私も船の次ぎには飛行機も好きですから、飛行機自体にも興味が有りますし・・・
まぁ~外は大雨で窓を閉め切っているので家で居ると蒸し暑くて扇風機が離せませんが、映画館の中もですがイオンモール全体が空調されているので湿度が低くて快適です・・・
家にじっとしていてもテレビで台風情報を見る位が関の山ですから、見たかった映画を見る方が遙かに充実した時間が過ごせます・・・
まぁ~警報でも出れば直ぐにエリアメールが来ますから、安心して映画なんかを見る事が出来るんですけどね・・・
空への夢
子供の頃から空への憧れが強かった堀越二郎は、こんな小型飛行機を造って空を飛んでいたのかと思いきや、これは夢の中の出来事で・・・

カプローニに憧れて
そして夢の中でイタリアの飛行機設計家カプローニと時空を超えて関わりを持ちます・・・
其れにしても宮崎監督はイタリアの飛行機が好きなんですねぇ~・・・
「紅の豚」でもイタリアのサボイアS・21試作戦闘飛行艇を主人公の愛機として登場させているし・・・
今回はユニークな飛行機を輩出したジャンニ・カプローニ伯爵を登場させて、時代の思考とは一線を画した飛行機に対する思考を堀越に与えているかと・・・

船上の兄妹
当時は西欧化の途中で物も無く、技術もなく、素材もお粗末なものでした・・・
女性も未だ和装が主で、男性でも和装が多かった時代ですねぇ~・・・
映画の中に出て来る里美菜穂子の様な洋装は珍しく、一部の金持ちでないと無理な時代でした・・・
留学でドイツへ赴いた際、その技術や素材の違いを痛感すると共に、メッサーシュミットやユンカースに会って意見を戦わした堀越達でした・・・
こういった時代を描いているのに、タバコを吸う場面が多く、学生が貰いタバコをするとかのシーンにイチャモンを付けているナンセンスなNPO法人が有りますねぇ~・・・
お医者さんとかが造った団体らしいんですが・・・
お医者さんは、医学には深い知識をお持ちでも、歴史にはとんと疎い様ですねぇ~・・・
このNPO法人の理論で言うと、戦国時代を描く映画なら刀で殺し合いをするシーンなんて幾らでも有るんですが、殺人を賞賛しているんでしょうかねぇ~???
戦国時代は合戦で殺し合いをするのが戦国時代特有の時代背景ですし、昭和初期は殆どの人がタバコを吸っていて、大学生なら貰いタバコは当たり前だったんですが、そう言うシーは事実でも描がいちゃぁ~いけないって言うんでしょうかねぇ~・・・???
映画を見ている人には、そんな事も判断出来ないバカは居ないと思いますが・・・
全く頭脳明晰なお医者さんの団体が付けるイチャモンとは思えませんが・・・
これが正式に成されたイチャモンなら、日本のお医者さんの教養って医学以外は相当低いんですねぇ~・・・

里美菜穂子
堀越二郎も青春時代があって、恋人が出来て恋に落ちました・・・
この里美菜穂子の描写も、今までは風になびくスカートなんて描写しなかったんですが、風になびくスカートを描写した事で、里美菜穂子の可憐さが際だったような・・・
「紅の豚」で加藤登紀子さんが謳っていた「さくらんぼの実る頃」も名曲でしたが、ユーミンの歌う「ひこうき雲」も名曲ですねぇ~・・・

里美菜穂子02
里美菜穂子が出て来るシーンは、結構風が描かれていますねぇ~・・・
写真でも中々風を表現する事は難しいんですが、アニメでも結構手間が掛かる割に評価が無いものですし・・・
若しかしたら、堀越二郎が憧れてやまない空の「ひこうき雲」が里美菜穂子そのものだったんではないでしょうか???
しかし、もう少し菜穂子との関係を、風のように去ってゆく時の流れの中で、人間の実体を表現して欲しかったと思います・・・

堀越と西島主任
堀越が一番信頼していたのは、この西島主任だったんでしょうねぇ~・・・
自分のアイデアや技術を惜しみなく教え使わせるのは、その現れではないかと・・・
互いに刺激し合い、互いを高めていく良きライバルといった関係でしょうか・・・

生きねば
「風立ちぬ」のCMでも必ず出て来るこの「生きねば」と言う言葉・・・
戦争中に飛行機を設計すると言う事は、すなわち人殺しの道具を設計する事なんです・・・
でも技術者はより美しく、より高性能な飛行機を求めて設計し、具現化しますが、其れが人殺しの道具として使われると言う罪悪感にへこたれず、一生懸命「生きねば」ならないと言いたかったのでは無いかと思っています・・・
生きることよりは、死ぬことの意味を問うと同時に、死を越えて生きることの意味をも問い、時間を超越した生の意味を問う事だと思います・・・
堀越が設計した九試単座戦闘機では逆ガル翼を採用するなど革新的な設計や技術向上を求めて、与えられた条件でより高性能で美しい飛行機を求めて行きます・・・
声優に素人の庵野 秀明を起用したのも、淡々とした感情を込めない口調で、技術者として生きていく堀越の生きる姿勢を表現したかったのではないかと思います・・・
でも里美菜穂子との会話はもっと感情移入して、もっと人間臭く表現して欲しかったなぁ~・・・

敗戦の荒野
敗戦の荒野を一人行く堀越・・・
「堀越が設計した零戦は一機も帰ってこなかった・・・」とのナレーションが、戦争のむなしさを表現していると思います・・・
敗戦後の堀越の虚脱感を表しているシーンとでも言えるでしょうか・・・
それでも堀越は敗戦の荒野を淡々と歩いて行きます・・・
折角堀越が精魂込めて設計した零戦は敗戦の荒野に埋まってしまいましたが、その後堀越はYS-11の設計に携わったり、東京大学航空宇宙研究所で教鞭を執ったり後進の指導に携わっています・・・
残ったのは、培った技術のみと言う処なんでしょうか・・・???
残った技術は後継者に伝えていかないと、その技術は無くなって仕舞います・・・
無くなった技術は、取り返すのに何年も何十年も掛かったりします・・・
そう言う意味でも堀越二郎は生きなければ成らなかったと思います・・・

本日、チョイと野暮用がありまして、予約投稿です・・・
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