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古いヨットの設計図・・・しょの1

雫02
2/24からの雨は暖かかったんですが、今朝降っている雨は冷たくて何時雪に変わっても良い様な氷雨です・・・
首都圏では降雪で交通機関が一寸混乱しているようですねぇ~・・・
僅か数日で同じ雨でもこれだけ気温が変わると春が遠ざかったかのようです・・・
あっ!今日は閏年の29日だから確実に1日は遠ざかっていた・・・orz

4月から使うフイルムをまとめ買いしようと思い富士フイルムのHPを覗いて見ますと、又もやフイルムが生産中止されていました・・・
「フジカラーREALA ACE」が35㎜とブローニー共に、リバーサル35㎜「センシアⅢ100」、リバーサル120「アスティア100F」、タングステンフイルムは全て駄目になりましたし・・・
オマケにフイルムからのダイレクトプリントではクリスタルが選べなくなり、グロッシーまでになってしまいました・・・
ん~益々フイルム使いのカメラマンには辛い立場に追い込まれていますが、何とか良いプロラボを見付けて其処へプリントを集中するとか、現像なども集中するとかしていかないとマジでフイルムがやばくなってクラブ展の開催にも支障が出て来ちゃいますねぇ~・・・
デジから写真に入った人もゴーストや階調の問題でフイルムに変わっている人も居るので此処がフイルムカメラマンの工夫のしどころですねぇ~・・・・
設計図入れ
年末に倉庫を大掃除をしていましたところ懐かしい物が出てきました・・・
学生時代に私が卒論で設計したヨットの設計図の一部です・・・
実は造船工学のゼミに入って色々勉強していましたが、卒論で1人で大型船の設計はとても時間的には間に合わない上に斬新なアイデアもなくて手に負えませんでした・・・
そこで比較的設計理論が確立され始めた高速船かヨットの設計のどちらを卒論にしようかと悩んだあげく比較的アイデアが盛り込みやすいヨットを卒論に取り上げてみました・・・
まぁ~船舶の様に境界面(この場合水と空気の間)を走る運動体の理論は非常に多岐に渡りますので全部を網羅して説明は出来ませんが・・・

sabani-keelline-300x269.gif
この船の違いを説明されている記事を読んでハタと思いつき、ヨットに取り入れてみる事に・・・
沖縄のサバニは実際に乗ってみると結構横に揺れやすいと感じますが、走り出すと結構安定していて横からうねりが来ても幅の広いチョロ船のように直ぐに傾きません・・・
全体的に従来船形は排水量が中央部に集中して居て船首部の吃水が深く水線長は短めなのに比べ、サバニ船形は排水量が前後に分散されていますし、船体中央部から後部に掛けて排水量が多めに配分されていて船体後半部の吃水が深くなっています・・・
また船首部の吃水も浅く船底が後半部から船首部に向かって翼の様に迎え角度が付いた様に成っています・・・
まぁ~七面倒な理論はすっ飛ばしてサバニの船形は抵抗が少ないので、僅かな推進力で速度が出せたり、太平洋のうねりにも強い船形なんです・・・
で、サバニの排水量分布とラインの特徴をヨットに応用して取り入れてみました・・・
別に従来船形とサバニ船形の比較でも良かったんですが、それは既に論文が発表されていましたし・・・

設計図
設計図(ラインズ)です・・・
今ではもう使われなくなった青写真です・・・
そう言えばトレーシングペーパーの原図を青写真に焼いてくれる原図屋さんも無くなって仕舞いましたねぇ~・・・
大分退色していますから判りにくいと思いますが、鮮明なな図面は一寸不味いのでこれ位でご勘弁を・・・
ラインズというのは、船体を水平面で切って表示したウォーターライン、船体を垂直断面で切って表示したステーションライン、船体を中心線と平行に切って表示したバトックラインを書いたものです・・・

ラインズ断面
ラインズの一部のステーションラインです・・・
船体中心から左右に前からと後からを分けて書かれています・・・
折り目が付いていますからラインがスムースではありませんが、概ねの形は判ると思います・・・

ラインズウォーターライン
ラインズのウォーターラインです・・・
習慣上舳先(バウ)が左に来ています・・・
これらのラインズを見慣れてくるとその船の形状が大体判って来ます・・・
言うまでもありませんが、ヨットのレースにはNORCという処でレーティングルールと言う規則が作られていて、船体の形によってハンディキャップが決められます・・・
よく走るのにレーティングが低いとレースには有利に成ります・・・
このヨットは瀬戸内の微風、太平洋のうねりという相反する条件に合わせて設計したつもりです・・・
「つもり」というのは実船が無くて模型の曳航試験だけのデータしかない為です・・・
言うまでもなくヨットは傾いて走りますから、エンジンを持つ船のように正立に近い状態ばかりで走る訳では有りません・・・
又エンジン船のように一定の速度域で効率が良いだけでは駄目で、色んな船体傾斜状態と速度域で効率が良い事が求められます・・・
その上、平水面だけでなく波のある水面での曳航試験も必要になってきますし、うねりに相当する大きな波での曳航試験も必要ですしねぇ~・・・
又、三角波などでは船体前半部の船底が激しく水面を叩きますので三角波を抜ける場合の排水量の変化や重心の移動もなるべく穏やかにしないといけませんし、その際に変な動きが出ない様に考慮しないといけません・・・
これらの悪い所をどう押さえて、どう良い処を伸ばしていくか、その上レーティングが低い事が求められますし、復元力や予備浮力・船体強度と言った安全面もおろそかに出来ません・・・
で、曳航試験での検証が必要になってきます・・・
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8Comments

くぅ  

フィルムカメラは使ったことないけれど、
デジとは違った良さがあること、わかりますよ。
生産されなくなるのは残念ですね。

卒論はヨットの設計図ですかぁ~
我楽多さんらしいですね。

2012/03/01 (Thu) 09:21 | EDIT | REPLY |   

北さん  

欧米の『科学雑誌』のようです。
絵も説明も分かったようで分からない・・・。
情けないですね~。e-259

2012/03/01 (Thu) 11:29 | EDIT | REPLY |   

@我楽多  

Re:くぅさん・・・

> フィルムカメラは使ったことないけれど、
> デジとは違った良さがあること、わかりますよ。
> 生産されなくなるのは残念ですね。
風景、特に太陽が入った写真を撮ると一発でデジって判ります!!!
太陽周辺の階調がないのとゴースト出まくりなんで・・・
まぁ~受光素子が余り反射しない素材にならないとゴーストは無くならないでしょうし、階調はまぁ~技術の発達で何とか成るでしょう・・・

> 卒論はヨットの設計図ですかぁ~
> 我楽多さんらしいですね。
いやぁ~苦肉の策でした・・・
他のゼミの連中は球状船首に替わる船尾抵抗体を研究していましたが、難しすぎたようです・・・
まぁ~サバニ船形の特徴をヨットに応用したらどうなるかを考えましたが、サバニ船形の研究論文がなかったらとても書けなかったでしょうねぇ~・・・

2012/03/01 (Thu) 13:46 | EDIT | REPLY |   

@我楽多  

Re:北さん・・・

> 欧米の『科学雑誌』のようです。
> 絵も説明も分かったようで分からない・・・。
> 情けないですね~。e-259
いえいえ、普通の方には関係のない分野ですから、判らなくて当然なんです・・・
小難しい用語を使って難しく書くのは簡単ですが、一般の方にも判りやすく書くのは至難の業です・・・
北さんが判らなかったのは、私の書き方が七面倒くさい書き方をした為だと思います・・・
今後はもっと判りやすく書く様に努力します!!!
正直なご意見有り難う御座いました!!!

2012/03/01 (Thu) 13:52 | EDIT | REPLY |   

私はタワシ  

初めまして

初めまして。
「私はタワシ」と申します。
fc2の足跡から来ました。
たぶんピアノつながりですよね?
レッスン記録や上手なお写真、いつも興味深く拝見しています。

今日は初コメントさせていただきます。
それがなぜこんな過去の記事に?と思われるかもしれませんが
今年の1月に亡くなった私の父が船大工でした。
沿岸漁業用の小さな木造の漁船を造っていましたが、だんだん需要がなくなり、晩年は修理と、船以外のもの(お寿司屋さんの水槽など)を作って生計を立ててました。
中卒の父でしたが、独学で船の設計図もきちんと書き、仕事に関しては大卒のものにも負けないという自負があったようです。
癌で倒れてから、船大工の文化を後世に伝えたかったらしく,市の博物館に仕事道具や昔の船の残骸(?)など寄付したり、学芸員の人を家に呼んで自分の若かりし日の漁と舟の話を聞かせたりしていましたが、最後の最後にしようとして果たせなかったのが当事の船の設計図を書いて史料として市に寄贈することでした。
こちらの記事を拝見して、そんな父のことを改めて思ったという次第です。

なんだか一方的なコメントですみません。
これからも立ち寄らせていただきますね。
今後ともよろしくお願いします♪

2012/03/24 (Sat) 09:29 | EDIT | REPLY |   

@我楽多  

Re:私はタワシさん・・・

「私はタワシ」さん・・・
初めまして!!!

> 今年の1月に亡くなった私の父が船大工でした。
> 沿岸漁業用の小さな木造の漁船を造っていましたが、だんだん需要がなくなり、晩年は修理と、船以外のもの(お寿司屋さんの水槽など)を作って生計を立ててました。
今では漁船などは殆ど腐らなくて手入れが簡単なFRP船に成ってしまいましたからねぇ~・・・
私は波を叩くFRP船より波に柔らかく乗っていく木造船の方が好きですが・・・

> 中卒の父でしたが、独学で船の設計図もきちんと書き、仕事に関しては大卒のものにも負けないという自負があったようです。
和船の設計図は独特ですから、今の大学生ではチンプンカンプンでしょうねぇ~・・・

> 癌で倒れてから、船大工の文化を後世に伝えたかったらしく,市の博物館に仕事道具や昔の船の残骸(?)など寄付したり、学芸員の人を家に呼んで自分の若かりし日の漁と舟の話を聞かせたりしていましたが、最後の最後にしようとして果たせなかったのが当事の船の設計図を書いて史料として市に寄贈することでした。
> こちらの記事を拝見して、そんな父のことを改めて思ったという次第です。
私も大学時代に日本各地の和船を研究した事があります・・・
5枚板の和船(代表的なのが千石船)、3枚板の和船(代表的なのがサバニ)など大まかに分けても2種類、更に幅や長さ、船形、排水量分布、水線長/水線幅比など主に航行する海域によって大きく違うのに興味が尽きませんでした・・・
長い伝統に培われた和船の技術が、時代の流れでどんどん失われていくのは辛い物です・・・
若い研究者が和船を研究できる様、資料を残されたのは賢明な事だと思います!!!
私の卒論も同じですが、和船の研究こそ今後の船を創造するヒントが沢山秘められています・・・

> なんだか一方的なコメントですみません。
> これからも立ち寄らせていただきますね。
> 今後ともよろしくお願いします♪
此方こそ宜しくお願いいたします!!!

2012/03/25 (Sun) 08:37 | EDIT | REPLY |   

私はタワシ  

大学で和船の研究をされていたのですか!
父が存命だったら @我楽多さんのことを紹介したかったです。きっと話が弾んだことでしょう。
とくに「私は波を叩くFRP船より波に柔らかく乗っていく木造船の方が好きですが・・・」とか、 「和船の研究こそ今後の船を創造するヒントが沢山秘められています・・・ 」なんて、父に聞かせてあげたい言葉でしたよ!
自分の仕事に誇りを持っていた人でしたから、そんな言葉が聞けたらどんなにかうれしかったでしょうね。
今度帰省したら、市の博物館に行って、父の寄贈した品々をゆっくり見てきたいと思っています。



2012/03/28 (Wed) 17:41 | EDIT | REPLY |   

@我楽多  

Re: 私はタワシさん・・・

> 大学で和船の研究をされていたのですか!
教授の指導で各地の和船を手分けして測定していました・・・
和船の船形と航行海域との関連性を検証していました・・・

> 父が存命だったら @我楽多さんのことを紹介したかったです。きっと話が弾んだことでしょう。
> とくに「私は波を叩くFRP船より波に柔らかく乗っていく木造船の方が好きですが・・・」とか、 「和船の研究こそ今後の船を創造するヒントが沢山秘められています・・・ 」なんて、父に聞かせてあげたい言葉でしたよ!
> 自分の仕事に誇りを持っていた人でしたから、そんな言葉が聞けたらどんなにかうれしかったでしょうね。
> 今度帰省したら、市の博物館に行って、父の寄贈した品々をゆっくり見てきたいと思っています。
和船は航行海域の波や気象、漁法との関連で形が決まります・・・
ですので、その海域に一番適した船形をしていますから、海と船の関連を考えるには最適な方法です・・・
その博物館で和船の資料をコピーしてくれるサービスが有れば是非行ってみたいですねぇ~!!!

2012/03/29 (Thu) 06:48 | EDIT | REPLY |   

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